2007年01月11日
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スタイルの違いに憤るサトシ・確立したスタイルを持ったがゆえの新たなる試練!?

Written By: トーノZERO連絡先

 トーノZERO, THE BELKANアニメ感想家(笑)のアニメ感想を参ります。

 今日のポケモンDPの感想。

サブタイトル §

「クロガネジム! ヒョウタVSシンジ!!」

あらすじ §

 クロガネジムで、サトシ達はシンジのジム戦を観戦します。

 シンジは勝利し、ジムリーダーより良いバトルだと褒められます。

 シンジの、ポケモンを道具扱いするバトルにサトシは怒り、自分のジム戦も見て行けと挑発します。

感想 §

 これは面白い展開ですね。

 これだからポケモンはやめられません。

 ねじれたライバル関係にあると言えるサトシとシンジですが、今回の趣向は二人が直接対戦するのではなく、それぞれが同じ相手にジム戦を行うというものです。

 それによって、自分が戦っているのではないからこそエキサイトするという独特の展開が見られますね。

 更に言えば、シンジの戦い方は、必ずしもジムリーダーのヒョウタから否定されていません。むしろ、良いバトルだと褒めてもらえるほどです。

 つまり、サトシは無関係の第3者から見て褒められるバトルを行うシンジに対して怒っているわけです。

 これはもう、スタイルの違いに対する感情のもつれのような側面が入り込んでいますね。このことは、裏を返せばサトシのスタイルが確立したことを意味します。そして、スタイルが確立したからこそ、この種の確執が起こるようになったとも言えますね。成長したサトシが直面する1つの試練です。

今回の一言 §

 そういう、どれほど成長しても繰り返し訪れる試練は、人生につきものです。つまり、この作品は人生そのものを描いていると言えますね。